なんとかケンカや気まずさ、葛藤を回避したいと願う人間ほど
正解を自分の中以外のものに求め、
結局捨てられ、嫌われる。
つまり彼女が何を怒っているのか、
彼女自身、あるいは自分自身ではなく、
雑誌の一般論やネットの煽り記事に正解を求める人間だ。
これは勉強ができるできないとか、
性格がよいわるい、家庭環境がどうのこうのの話ではない。
適当に自分をごまかして
なんとなく生きてきた結果でしかない。
僕は捨てられる。
それに気づくまでどの世界線を生きても捨てられ続ける。
自分のことばかりに真剣になっている人を、
自分以外の人間は好き勝手に笑うが、
しかし
その季節は絶対に必要なのだ。
大学編の奥崎と男性の会話シーン。男性は自分はちゃんと話を聞いていると主張し、奥崎は冷静にそれでは気に入らないと応答する。続く奥崎の言葉は、どこかで聞いたような優しさではなく、自分で考えた言葉を求めているという意思の表明である。彼女は表面的な理解でなく、真剣な対話を望んでいる様子が伝わる。
