僕はマゾヒストではないので、
傷つくセリフに喜ぶわけもなく
さりとて落ち込むこともできず
ただ矢のように刺さる先輩の言葉を
飲み込む以外に出来ることはない。
マゾヒストはいつも一方的だ。
ただ欲しいものを求めるだけで、
自分が与えることをしない。
自分をよく見てほしければ
人をもっと近くで
もっとよく見るしかないのだと
大学生になってやっと気づいた。
僕はいつも人より遅かった。
何も、かも。
大学編のオズ先輩と男性の会話シーンである。男性が背を向けて座る中、オズ先輩はキャンバスに向かいながら言葉を投げかける。彼女は「なんか思ったこと何でも言えば正直とか勘違いしてない?」と問い、安易に感情を口に出すことの難しさや誤解を示している。男性は「わかったよ、もう」と静かに返答し、心の距離感や対話の微妙な空気が伝わる場面である。
