マキタは僕の描く登場人物の中でもあまり人気がありません。
思い入れが強くて、かわいらしく美化して描けないからだと思います。
一番描いた枚数は多いんですけどね。
ちょいとやれば僕に出来ないことなどない、と
内心万能感で満ちた子供の僕の世界に、
めっためたに穴を開けて世界に風を通してくれたのが、
マキタです。
それが初恋というものだと思います。
そりゃあ忘れられません。
忘れる必要もありません。
マキタがフェンスにもたれかかり、切なげな表情を見せている。背景には「世界は決して自分の思うようにはならない」という言葉があり、マキタの初恋が自分の望み通りにいかない現実を象徴している。彼の複雑な感情と初恋の痛みが伝わる一コマである。
