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膝をつき手を差し出す短髪の少女

選択肢は何かが見えている者にだけ与えられる。

僕には選択の余地はなかった。

何も見えていなかったから。

さみだれちゃんが膝をつき、左手を前に差し出している。彼女の視線は柔らかく何かを見つめているようだ。ナレーションは彼女には何が見えていたのか問いかけるが、語り手のハセガワは目の前のものすら見えなかったと告白している。切なさと対比を感じさせるシーンである。