一応恋愛とか青春とか、そんなものをテーマにはしていますが、
僕は男であれ女であれ、ただ会いたい人がいつもいたのです。
それが恋愛なのか友情なのか、
その辺を語るのはみな好きですが、
僕にとってはどうでもよいことで。
といえ人類愛とも博愛とも違うこの「会いたい」という感情を、
人は勝手に恋愛もしくは性欲と結びつけ、
なんやかんやと解説したがる。
ただ「会いたい」だけでは
何故誰も納得しようとしないのか。
何がしたいわけでもない。
ただ会いたいだけなのに。
さみだれちゃんが何かに触れながら上を見つめている。彼女は恋愛などの感情にこだわらず、ただ純粋に会いたいと思う相手が誰もいない寂しさを感じている。生活の苦しさは、そうした孤独感から来るものであり、その感覚を静かに受け止めている場面である。
