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暗い風の中でマキタを特別に感じる青年の横顔

「人を好きになれない」

「どうやって好きになればよいかわからない」

そんな話をよく聞くようになりました。

といって、自分のことを考えると、

「これをこうしてこうなったから好きになった」

なんて説明はできない。

表現としてはロマンティックすぎるかもしれませんが、

でもまあ、「好きになった時」を正直に描くと

こんな感じです。

明るくも爽やかでも何でもない。

僕はただ、自分が嫌いだった。

青年は「暗くてドス黒い得体の知れない風」が常に吹いていると感じているようだが、友人のマキタと二人でいるときだけその風がやむことに気づく。彼はそのことで何か大切なことに気がついたかのように思うが、それが「恋」と呼ばれるものなのかはわからないようだ。彼の中でマキタとの時間が特別なものであることを示唆している。