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ベンチでつぶやきながら悩む少年の表情

世の中に「いきづらさ」という言葉が蔓延したのは、

才能もなく努力もせず、

ただ自分を正しい側に置こうとだけした、

僕と同じ、

平凡でどうということもない人間のせいだろう。

ムロイはベンチに腰掛けている男性を見つめながら、熱血や努力を嫌いながらも、やる気のない人間に対してイライラしてしまう自分の矛盾に気づいている。彼女は『どうでもええやん』と言いながらも、自分勝手な感情に囚われていると自覚している。その心の葛藤が静かな場面の中で描かれている。