戦ったり争ったりするアニメや漫画が
あまり好きではないのと同じく、
暴力の話はあまり描きたくない。
「昔は俺も悪かった]みたいで
非常に格好悪いからだ。
でも時々どうしても描かざるを得ない思い出がある。
僕が自分の正義のために暴力をふるったことは
事実として間違いない。
そしてそこから、
その正義の気持ち悪さを学んだことも間違いない。
多分僕が実際に何も行動せず、
ただ遠巻きに文句を言うだけの人間だったなら、
きっと今問題になった、「自粛警察」とやらに
なっていただろう。
大学編のオズ先輩が煙草をくわえながら、怒りと憎しみが絡み合う複雑な感情を吐露している。彼女の前で学生服姿の加藤が「どうせ俺はバカです」と自嘲しながらバットを持ち、不満を募らせている。壁の陰にはハセガワが「許せぬ」と強い感情を抱きながら様子を伺っている。オズ先輩は相手に対し「お前はズルいな」「あの人たちと同じだよ」と冷静に見透かし、内面の葛藤が伝わる場面である。全体に緊張感と微妙な諦めの雰囲気が漂っている。
