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マフラーを巻いた女性が厳しい冬の中で考え込んでいる

蹉跌……つまづくこと、うまくいかないこと。

うまくいかなかった。だから。

僕はわざとらしく傷ついてみせ、

傷ついた自分を更にわざとらしく人前にさらすことで

もしかしたら同情してもらえるかも、

などと思った。

人を好きになる、

その好きになり方を間違ってしまった。

十字架。

なんて美しいものではない。

ただのガキだ。

ガキは、みにくい。

マキタが寒い夜の街角で一人考え込んでいる。彼女はただ普通に挨拶して普通に話したかったと心の声で語るが、その願いが相手にどれほど嫌がられたのかを自問している。静かな雪の舞う背景が彼女の切なさと孤独感を強調している。