自称「傷つきやすい人」は
たいていの場合、
自分が誰を傷つけているのかについては意外と鈍い。
ほんの目の前の、誰でも見えてるようなことにばかり
気を取られ、遣わなくてもいい気を使い、
勝手に疲弊している。
それを人に理解しろというのは無理がある。
自己紹介に自分の弱さを強調する人間など
多分僕を必要とすることもないし、僕が必要とすることもない。
ムロイが何か手伝おうとするが、セキグチに「いや、いい」と断られてしまう。周囲からは「おいおい」と軽く突っ込まれ、セキグチはムロイに対して「信用されてへんの、むしろお前の方やで?」と返す。二人の微妙な信頼関係や摩擦が浮かび上がる日常の一場面である。
