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ミスドで昔話をする二人の会話場面

僕が大学生だった90年代前半は

バブル崩壊後、氷河期などと呼ばれたりするが、

もっとも大きな変化は、

「サザエさん的家庭像の完全崩壊」

にある。

僕はまさしくサザエさん的な家庭で、

ほとんど不満もなく育った。

そんな僕の楽天的な価値観を

大学生活の恋愛が全て破壊することになる。

問題のない家庭などない。

それはとてもショックな価値観の変化だった。

ミスドで会話する二人がいる。男が森ちゃんに「昔話を聞いた」と言うと、森ちゃんは「きれいな女子高生じゃなくてごめん」と答える。彼女は大人にならなければいけないと感じていた子供時代を語る。彼女自身、親に甘えることができず、早くちゃんとした家族を作り直したかったという思いがあったと告白する。