ハセガワが一日中、さみだれちゃんの顔をじっと見つめている場面である。さみだれちゃんは表情をほとんど変えないが、ハセガワはその微細な表情の動きに気づき、無表情ではないことを理解する。二人の間の静かな時間が、大学生活でしか味わえない貴重な経験となっている。

こんなことも、大学生活の中でしか、
そして相手が友人では出来なかったと思う。
さみだれちゃんは一言もしゃべらないし、
表情もなかったが、
僕の全意識と時間を一日集中させれば
微細な顔の動きもよく見えるようになる。
得難い経験だったと自分でも思う。
![]()
送信が完了しました
項目を入力してください