村木が大学時代、自室でピアノも弾かず、ただぼんやりと過ごしている。彼は日本美術史の授業をさぼり、時間だけが過ぎていく現実に虚しさを感じている。その後、友人の女性が訪ねてきて大学や高校について尋ねるが、村木は明確な答えを返さない。互いに何か行動しようとはせず、無気力な日常が淡々と続いている。


演出を加えずに、
1994年当時の大学生活を思い出すと、
何もキラキラしていない。
若いから何をやっても楽しいだろう、
なんて大人は言うけれど、
僕は一つも楽しくなかった。
電話も携帯もネットもパソコンも何もなかった。
ピアノしかなかった。
でも、だからずっと人を見ていた。
何もせず、人を見ていた。
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