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タバコくわえ本持ち横たわる女性と詩の手書き文字

吉原幸子の詩集『全詩II』を手に持つ写真

詩が面白いのは、

読むたびに違った解釈が自分の中に生まれるところだ。

自分自身の変化と共に

好きだった詩がピンと来なくなったり、

ある日突然その世界を理解できたり、

何度も何度も読み、

何度も何度も口に出して暗誦することで

その言葉を独り占めできた気持ちになる。

この詩は僕の20代の危機を何度となく救った。

だが、理屈で解釈しようとすると難しく、はっきりとした意味は説明できない。

だから君に詩なんておすすめなんかしない。

でも君がこの詩を知っているなら、

僕は僕の言葉で君と話が出来るだろう。

吉原幸子の詩「自戒」の一節が引用されているイラストと、彼女の詩集の写真が示されている。詩は、「死にたい」と書き留めることが生き延びる手段ならば、詩が救いになるとしつつも、その調子で「生きる」や「愛する」については書いてはいけないと述べている。この詩の内容を通じて、生への思索と詩の役割についての考察が描かれている。