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煙草をくわえ窓の月を見つめる男性と眠る女性

とにかくキャラを作って見る側の感情を刺激し続けるのがエンタメの宿命で、

正解はなく見てる側を悩ませ考えさせ一人一人違うその人だけの回答を

引き出そうというのが文学・文芸であるとすれば、

僕がどうしてもやりたかったことは文学であり、エンタメではない。

ハセガワが煙草を咥えながら窓の外の満月を見ている。彼の膝には村木が寄りかかり、眠っている様子だ。ハセガワは村木の話をあまり聞かず、ただ月を眺めていたことを語っている。静かな夜の空間で二人の微妙な関係や心情が暗示されている。