詩は読むものではなく探すものだと思っている。
どんな有名な、あるいはどんな好きな詩人の詩集を買って背筋をただし、
頭から順番に丁寧に読んでも少しも頭に入ってこない。
でも憂鬱でうらぶれた気分の夜に
ふといつもは手にしない書棚の詩集を枕元にもってきて
ぱらぱらと適当に眺めてみる。
と、実にしっくりする言葉が目に飛び込んできたりする。
その同じ詩を繰り返し繰り返し眺めて、やがて眠る。
朝起きてもう一度見ると、その魔法は既に溶けている。
先輩から詩を与えられて以来、
そんな日々をずうっと繰り返してきた。
僕はそんなものを作りたくて絵や言葉を紡いでいる。
オズ先輩が静かに座り込み、少し憂鬱で切ない表情を浮かべている。彼女は詩の一節を見つめているが、その言葉は別れや孤独、そして美しさを求める心情を示している。背景の色合いは温かみと寂しさが混じり合い、先輩の内面の葛藤や複雑な感情が伝わってくる。詩は吉原幸子の『怠け者のうた』からの引用で、対話の不確かさや繊細な心情が反映されている。先輩の佇まいが、その哀愁をより深く印象付けている。
