夜ふと目が覚めると
じーっと見てるんですよ。
どうしたの、と聞いても当然一言もしゃべらないんですが。
何か言いたかったんだろうとは思います。
なんとなくはわかるんですが、
ついに何が言いたかったのか正確にはわかりませんでした。
やがて「何が言いたいのか正確にわかる」というのは
一緒にいる上で大して重要なことではないとわかりました。
大学編のさみだれちゃんが暗い部屋でじっとこちらを見つめている場面である。夜中に目が覚めて黙ったまま見つめる彼女の気持ちは伝わらなくとも、何かを伝えたかったことがうかがえる。さみだれちゃんの静かな憂鬱と孤独が切なく表現されており、正確な思いの理解は重要ではないことに気づく心情が描かれている。
