Bildungsroman(ビルドゥングスローマン)という単語をご存知ですか。
日本語では教養小説と訳されますが、一人の人間が生まれ、
人格が形成されて大人になるまでを描いた小説形式を指すドイツ語です。
英語のジュブナイルも近い意味かもしれません。いや、あれは少年期だけを指す言葉か。
人間がどんな過程を経て人間になっていくのか、
そんなことに興味がある。
今年は、
重力に勝てずぐにゃぐにゃと不自然な方向に体をねじった
ポーズをよく描いた。
まだ背筋を伸ばすことの出来ない、
その不安定さに相変わらず魅力を感じる。
高校編のマキタが、教室の椅子に座りながら机に体を預けている。彼女の無表情な視線は何かを遠く見つめているようで、内面の憂鬱やドキドキ感を感じさせる。背景の暗い絵画が不穏な雰囲気を加え、彼女の心の複雑な揺れを象徴している場面である。
