一覧
読み込み中...
全部見る

肩にバッグをかけ空を見上げる女子高生

マキタと同じクラスだったのは2年生だけで、

3年になると別々になりました。

いやあ残念残念、なんて美術部ではおどけていましたが、

どこかでちょっとほっとしていました。

僕は自分をもてあましていました。

ああ僕は迷惑だ、迷惑な存在なのだと

勝手な独り言を周辺に振りまいて

その癖どこかでマキタの視界に入ろうとする浅ましさを

許せない、

そんな自家撞着にくたびれていました。

山から吹き下ろす強い風が

僕たちの会話をいつも途切れ途切れにしました。