セキグチはいつも写真部加藤と別れたりくっついたりを
繰り返し、周囲の僕らはまたかという目で見ていた。
そういう人いるね。
結局その後どうなったのかは知らない。
僕は加藤が嫌いだったんでセキグチの味方をした。
頼りにならんと怒っていた。味方なのに。
幸せになっているといい。
僕はまあ、世の中の全てを憎むほどには不幸でなく
それなりにだらしなく生きているよ。
セキグチはベッドに横たわり、疲れ切った様子で『もうあたし疲れたわ』と呟いている。彼女の表情は憂鬱で、心の中の重さが伝わってくる。そばには開かれた本が置かれ、読書の途中で一息ついているようだ。彼女の内面の疲労感がこの場面の中心となっている。
