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白いシャツの女性が犬を見て考え込む

セキグチと僕ともう一人、仮に小澤くんにしようか、

の3人は地区は違うが保育園から高校まで同じ学校に通った幼馴染みだった。

18歳で高校卒業として、そのうち15年も一緒の学校だったのに、

同じクラスになったのは保育園の年少組と高校2年のたった二度。

それもなかなかの確率な気がする。

小澤くんは僕たちが37歳の時、唐突に他界した。

柔道とラグビーで岩石みたいな体をしていたから信じられなかった。

風呂からなかなか出てこないので

奥さんが見に行ったら既に心臓がとまってたそうだ。

僕はなぜかあまり悲しくなかった。

悲しいという気分は悲しめる余裕がある時の感情なのだ。

もう13年も経つ。

今も僕はなんだかぼんやりしている。

セキグチとも連絡はとっていないのでどこで何をしているのか知らない。

知ろうとも思わない。

僕は友達甲斐のない人間だと思う。

小澤くんを思い出として絵に描こうとは思わないが、

いつも自分とは関係ないことで怒っていたセキグチは描きたい。