みんな学生を終えて社会人になると感情が出なくなっていくから
怒った顔も泣いた顔も学生の間しか見れなかった表情だと思う。
つきあってたり親友と呼べるほど深い関係であればそうでないんだろうけど。
残念ながら僕がそこまで深く関係した人間はそんなに多くない。
そう思うと笑って楽しかった時よりも、
夜中にぶつぶつと文句を言い合った時のがよく覚えている。
人と話すと、特にぐちぐち文句をいうとすっきりする部分はある。
でもそれでもどうにもならなくなった時の、
切羽詰まった顔が美しい。
杉ちゃんが黒い背景の中、椅子に座り腕を組み、眉をひそめた憂鬱そうな表情で棒キャンディを口にくわえている。白のタートルネックセーターとスカート姿で、その切なさと沈んだ感情が画面全体から伝わる。彼女の心情の深さと孤独感が強調された一枚だ。
